CAD/CAM CAD/CAM
1日で終わる
CAD/CAMシステムによる
セラミックを用いた治療
1DAY
虫歯治療で削った部分には、詰め物や被せ物といった補綴物をつけます。このとき、「人から見えやすい部分は、金属ではなく白い補綴物を使いたい」という方が多いことと思います。そんな白い補綴物として当院でもおすすめしているのが、セラミックによる治療です。
従来のセラミックによる治療では、まず歯型を取り、それをもとに歯科技工士に補綴物の作製を依頼し、完成するまで1週間程度待つといった流れで治療を行なっていました。これに対して、当院ではCAD/CAMシステムによるセラミックを用いた治療を行なっていて、虫歯を削ったその日にセラミックの補綴物を装着することを可能としています。
CAD/CAMシステムは、お口の中をスキャンして得た立体的なデータをもとに、コンピューター制御にて補綴物を設計・作製できることが特徴です。「白い歯にしたい」「できるだけ治療期間を短縮したい」といった想いを、どちらも叶えることができます。
※患者様の症状や治療内容、その他の事情により、補綴物を当日セットできないことがあります。
また、当日セットできたとしても、セット前の検査・診断、セット後のメンテナンスなどで複数回来院いただきますので、通院が1日だけで終わるということではありません。
こんな方におすすめです
- 治療に時間をかけたくない、何度も通院したくないという方
- 白く、耐久性がある補綴物で歯を修復したい方
- 過去に治療した銀歯を白い歯にしたい方
- 金属アレルギーをお持ちの方
- インプラントによる治療を考えている方
- できるだけ自費診療の費用負担を抑えたい方
CAD/CAMシステムを使った
治療のメリット
MERIT
CAD/CAMシステムを使った
治療の流れ
FLOW
具体的な治療の流れをご紹介します。カウンセリングは別日に行ない、虫歯を削る工程以降は1日(約90分)で治療完了となります。
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STEP 01
カウンセリング
まずは歯に関するお悩みを伺い、CAD/CAMシステムを使った治療が可能かどうかを判断するために、お口の中を丁寧に検査していきます。歯科医師の説明にご納得いただけたら、治療を行なう日を決定します。
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STEP 02
虫歯を削る
マイクロスコープを用いて、虫歯になっている部分を精密に削っていきます。また、銀歯をセラミックに変える治療であれば、現在つけている被せ物を取り外します。
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STEP 03
型取り(スキャン)
専用のカメラでお口の中を撮影します。型取りは撮影だけで済むため、「型取りは不快感があって苦手」という方もご安心ください。撮影した画像は立体的なデータとして確認できます。
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STEP 04
補綴物設計
コンピューター上で補綴物を設計していきます。さまざまな角度から形を調整できることが特徴です。もちろん噛み合わせも考慮します。
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STEP 05
補綴物作製
設計したデータをもとに、専用のマシンでセラミックブロックを加工していきます。セラミックブロックはさまざまな色の用意があり、患者さまの歯に合わせて選択できます。
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STEP 06
口腔内へセット
でき上がった補綴物を装着し、細かな調整を行なえば治療完了となります。虫歯を削ってから補綴物を装着するまでの時間は約90分です。
CAD/CAMシステムを用いた治療にともなう
一般的なリスク・副作用
- ソフトウェアを利用して歯科修復物のCAD(コンピューター支援設計)またはCAM(コンピューター支援製造)に使用します。
- この機器を使用して行なう修復物の作製は自費診療(保険適用外)となることがあります。その場合は、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 患者さまの症状によっては、この機器での治療を適用できないことがあります。
- お口の中にスキャナーが入るため、ごくまれに多少の不快感を覚えることがあります。
- 補綴物の作製・セットが1日で終わっても、その前後に診療が必要な場合があり、治療後も継続的なメンテナンスを受診いただくことになるので、通院が1回とは限りません。